保護者の皆様（またはご本人様）へ

保護者の皆さま、お子様の発達等で悩んでいませんか？

または、ご本人様自身が生活で苦しんでいる事はございませんか？

精神疾患の原因はほとんどの病気において、はっきりとした事が分かっておりません。

例えば発達障害の場合は、昔は親の教育や、育った環境が問題と言われていました。しかしその 後の研究により、遺伝が強くかかわっていることが分かり、現在では生まれつき、或いは幼少時期に発病する脳の疾患（或いは特性）であることが判明しております。

これはつまり、発達障害のお子さんをいくらご両親が教育したり、しつけをしたり、指導をしても、或いは時には怒ったりしても効果はあまりないという事を示しております。それだけではなく、お子さんに無理を強いることや、怒ったりすることは、お子さんを追い詰めたり、お子さんの自尊心の低下を招くこともあります。こうなるとお子さん本人はやる気を失くしてしまったり、嘘をつくようになったり、場合によってはトラブルが増えたり、自分や他人を傷つけたりするようになることもあります。

このような状態にならないため、或いはすでになっている方を健康な状態に戻すため、私たちは専門的な知識を用いて治療を行っていきます。治療には精神療法やカウンセリングにより、ご自身の病気とその対応方法の理解を深めて頂いたり、自信の回復を図ったりします。またご本人様に合わせた環境調整や、各種福祉・行政サービスへの橋渡しを行ったりします。もちろん症状緩和のための薬物療法も大切になります。いずれにせよ病気は早期発見、早期治療が大切ですし、その後の病気の経過も変わってきます。気になることがある方はお気軽にご相談ください。